小学校・地元企業と連携したキャリア教育4:安乎感謝祭で小学生と大学生が販売!
「淡路島ソース・旨味 スペシャル・ラベル」を安乎小学校の児童と本学経営学部生が「安乎感謝祭」にて販売しました。平成31年2月13日に開催された安乎感謝祭は、洲本市立安乎小学校の児童が、地域の人々や日頃お世話になっている人に、自分たちの活動を見てもらおうと発案したそうです。スゴイ!
おかげさまで、持ち込んだ100数十本は完売。自分たちが制作にかかわった商品が飛ぶように売れる様子に、児童たちも大喜びの様子でした。
本企画を推進してきた本学経営学部の3人は、次のように振り返ります。
「この活動全体を通して、企画を実行へ移す難しさを知りました(原夕季さん)」「生徒とともに作った商品を達成感を感じながら届けることができました(寺田佳央さん)」「私にとっても地元を見つめ直すよい機会となりました(生嶋京香さん)」と述べ、「このような貴重な機会を与えてくださった浜田屋本店、安乎小学校のみなさんに感謝しています」と結びました。
また、安乎小学校6年生担任の中原洋彦先生からは、次のようなコメント(抜粋)を頂戴しました。「児童たちにとってふるさと淡路島の良さを再確認できる機会となりました。大学生の皆さんには、マーケティングの基礎から流通、ラベルが消費者にとって魅力的となる技法、社会科や、キャリア教育にかかわる分野から図工科に関する分野まで教科横断的に分かりやすく教えていただきました。きっと児童たちは今、自分たちが学んでいることが実際社会でどんなふうに役立っているか気づき、生きた学習として思い出に刻まれたことと思います。また、少し年上のおねえさんと触れ合える機会をいただき、大学に対するイメージを持つこともできました。淡路の子供たちにとっては大学生と接する機会はほとんどなく、まさに将来をイメージできる機会となったようです。大学生活や大学のお話をしていただくことでぐっと距離が近づいたと思います。私の担任している子供たちに、6年生の卒業を控えた時期に、このような未来を思い浮かべる機会をいただきましてありがとうございました。できることなら今後の安乎小学校の子供たちにも同じような経験が与えられれば幸いです。本当にありがとうございました。」
最後に、本企画を見守ってきた頭師暢秀客員准教授は、「小学生の積極性に感動。全国的にも稀な産学(小大)連携活動ならではの課題も見えるが、人生100年時代の社会人基礎力を育成するための取組として有効な試みだった」と感想を述べます。地域に根ざし、地域の期待に応える兵庫県立大学らしい企画のひとつとなりました。